がん検診でがんの早期発見を

現在、国民の2人に1人はがんにかかると言われるほど、患者数の多い疾病ががんです。がんで亡くなる方は死亡総数の28.8%を占め、1981年以降死因のトップとなっています。以前は「がんイコール死」というイメージが強く、本人への告知を避けたり周囲に隠して生活するということも多かったようでした。しかし、現在は治療や診断も進歩し、また検診による早期発見そして早期治療によりがんの死亡率を低下させることが出来るようになってきました。

がんは早期に発見し、適切な治療を受けることでがんによる死亡リスクは軽減出来ます。がん検診の対象は無症状の健康な人です。そして、その検診の対象となる人々の死亡率や罹患率を下げるのががん検診の目的です。ですから、検診に向いているがんは罹患率や死亡率の高いがんであるといえます。

胃がん、肺がん、乳がん、大腸がん、子宮頸がんは検診で早期発見でき、さらに適切な治療によって死亡率が低下することがこれまでの研究から科学的に証明されています。早期に発見し、治療することが出来れば、がんは怖い病気ではなく、根治することが出来たり、あるいは共に生きることが出来る慢性疾患でもあるのです。実際にがんサバイバーといって、がんと共存しながら日常生活を送っている方も多くなってきています。今では各自治体でも積極的にがん検診を行うようになってきています。

しかし、アメリカは検診の受診率が8割近いのに対して日本は未だ4割程度です。無症状であると検診の必要性を感じにくいですが、このような検診のメリットを踏まえ今後は老男女問わず国民全体に普及していくことが重要であると言えるでしょう。

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