ガンは年々その罹患率と死亡率が上がってきている病気です。しかし、その発見が早期であればあるほど生存率、治癒率ともに高くなります、言い換えれば、早期に発見する事ができれば恐ろしい病気ではないという事です。がん検診に出かけましょう。厚生労働省ががん検診の効果が科学的に証明されていると検診を推奨している「主要五大がん」があります。
その内容を見てみましょう。胃がん日本人は胃がんが多く、死者は肺がんに次いで2位になっています。年間で5万人の方が亡くなっています。主に食事や生活習慣によるものだと言われています。
食塩の取りすぎによる影響が大きいとされており、食生活に不安がある方は検診を受ける事をおすすめします。肺がん死亡率トップなのが肺がんで、死亡者数は年間7万人以上です。喫煙者に発生が多いと言われていますが、非喫煙者の方も油断はできません。乳がん壮年の女性に多いのがこのがんです。
また、35歳以上で死亡率が増加する傾向にあります。早期に発見する事で比較的治りやすいがんでもあります。大腸がん胃がんについで第三位の死亡者数です。肉食による、食の欧米化でこのがんが増加傾向にあります。
直腸とS字結腸にその発生率が多く、大腸がんの7割を占めます。飲酒との関係も指摘されており、晩酌や付き合いの多い方は要注意といえます。子宮がん発生する部位により、子宮頸がんと子宮体がんに分かれます。若い世代にその発生率は高く、ヒトパピローマウイルスというウイルスがその発生に関係が深いといわれています。
早期に発見すれば治りやすいがんです。もっとも発生が多い部位のがんを見てきましたが、もっと色々な部位にも発生するのががんの厄介なところです。有名人や著名人もがんにより亡くなっている方が多いのは、テレビなどのメディアを通じてよくわかります。早期の発見がきもなので、定期的にがん検診に赴き、検診を受けるように心がけたいものです。