医学の発達は目覚ましく、いろいろな病気を治せるようになってきました。でもまだまだ全ての病気を治せるわけではありません。30年前では脳卒中が死亡要因の一番でしたが、その後一位を独走しているのは、ガンなんです。その数は2013年1年で約36万人です。
これは死亡総数の約30%を占めています。そんなガンの死亡率を減らす唯一の方法ががん検診です。ガンはそのもの、つまり悪い部分をなくしてしまうことで死亡率は格段に下がります。それは早いほど体への影響を少なくして治療することができます。
そのために定期的ながん検診によって早めの処置を行えるようにします。現在主要五大がんと呼ばれているのは、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんです。いずれのガンもしっかりした検診方法が確立しているため、どこの医療機関でもほぼ変わらない検診が受けられます。末期ガンになると、生存率が低くなり、治療も長期化、医療費もかなりの額になります。
それよりも早期発見の方がメリットがあることはわかっていることだと思います。でも、面倒だからや見つかると怖いからなどの理由で受けない人が数多くいます。もし、発見が遅れてガンが見つかった場合、投薬治療や放射線照射などで医療機関を通う日々が続きとてもじゃないけど自分の時間なんて持てなくなります。そんなことになる前にがん検診を受けることをお勧めします。
実際に治療が必要なガンが見つかるのは全体の約500分の1程度です。焦らず、しっかりと現状を検査してもらえれば安心して日々を暮らすことができます。自分のためにも家族のためにもがん検診は重要です。